海洋の自動化技術
「水中GPS」は実現が困難であるため、水中ビークルは様々なセンサーを用いて信頼性の高い水中航行を実現しています。当社のドップラー速度ログ(DVL)は、水中航行システムの重要な構成要素であり、対地速度情報を取得し、水中ビークルの制御を支援します。
各種水中ビークルや水上艇に対応する、高性能な水中航行ソリューション。
水中ビークル
大型の作業用ROVからポータブルまたはマイクロAUVに至るまで、水中ビークルが水中を確実に航行し、また、取得した測量データの位置情報を決定するためには、DVLが有効です。これらの水中ビークルに完全な航行システムを搭載するために、しばしばDVLは他の測位センサー(INSなど)と統合されて使用されます。
無人水上艇(USV)
特定の条件下においては、USVは常時使用しているGPS情報を取得できなくなることがあります。その結果、USVは水中航行システムをバックアップとして必要とすることが多々あります。この状況における費用対効果が高い効率的なソリューションとして、DVLを使用することができます。
ダイバーの安全確保
当社の小型軽量DVLは、長距離水中ミッションの実施中においてダイバーが自身の位置を追跡することができるため、ハンドヘルド型ダイバーナビゲーションシステムにおいては重要な構成品となっています。また、多層流向流速データを収集することもでき、これをリアルタイムにてROVオペレーターに中継することで、ダイバーにとって安全な流速環境かどうかを遠隔より監視することができます。